武雄市の公立図書館を民間委託へ

記事より、

5月上旬、佐賀県武雄(たけお)市が公立図書館の運営をTSUTAYAなどを手掛けるカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)に委託、来年4月にオープンさせると発表した
(中略)
利用者の個人情報(貸出履歴)は指定管理者であるCCCに提供される可能性があると指摘。図書館の管理・運営上の集積される個人情報は、本来の目的以外に利用されること自体を想定しておらず、「利用者の秘密を守る」ことを公に市民に対して約束している公共図書館の立場からは肯定しがたいとした。図書館運営と無関係に、指定管理者の企業の自主事業に活用するために提供できることか、慎重な検討が必要だと促している。

公共機関としての公立図書館へ民間企業が運営に関わることに違和感はある。

厳しい市場で培われた専門知識が活かせるのはいうまでもないだろうが、別に、専門企業はCCCだけでもなく。

記事中にも指摘があるが、なぜCCCが指定管理者になったのか、プロセスが不明とあってはキナ臭く思われても仕方なし。

しかも、Twitterで個人情報を軽視した発言をしたとかで炎上するというお約束。

でも、武雄市の樋渡市長のブログでは、

でもね、僕はこういった炎上とか全然気にならないんですね。それはなぜか、この新図書館構想そのものの動機が善だし、その上、これは市民価値の向上につながるものと確信しているから。そういう意味では、市民病院の民間委譲と全く同じなんですね。それと、武雄の知名度がさらに上がることによって、結果、図書館のあり方に関心が集まる。
(中略)
僕が言っているのは、「5月6日20時40分、42歳の市内在住の男性が、「深夜特急」「下町ロケット」「善の研究」」を借りた。」ということそのものについては、個人が特定できないし、仮にこれが外部に出ても法令に照らし、全く問題がない、これが僕の見解であり、図書館の貸出履歴は、これをもとに、個人情報に当たらないって言っているんです。個人が特定できない。その中で、この情報はとっても貴重で、図書館の本の品揃え(武雄市立図書館は市民から成る選書委員がいます。)に当てたり、リコメンド(本を借りる人に、別の本の推薦)にあてたいって思っています。

主張の骨組みは案外とまとも。だというのに、こういう所をマスコミが取上げることはないだろう。

部分を切り出して総意とスル手法は、どうにも好きになれないね。

そこいらに漂っている上澄みだけをすくい取るのは、なにも、マスコミだけではないが。

[報道]

武雄市の新・図書館構想について日本図書館協会が見解を発表 – 電子書籍情報が満載! eBook USER

[参考]

「代官山 蔦屋書店のノウハウを」――佐賀県武雄市が新図書館構想 – 電子書籍情報が満載! eBook USER

武雄市長物語 : 図書館貸出情報の扱い、ご安心ください!

武雄市長物語 : 今日の読売記事はデタラメだ。

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