南シナ海でフィリピン漁船が沈没

記事から、

【マニラ時事】フィリピン国家災害対策本部のラモス本部長は24日、中国とフィリピンが領有権を争う南シナ海のスカボロー礁(中国名・黄岩島)の北方海域で20日にフィリピン漁船が「中国船」とみられる船と衝突して沈没し、1人が死亡、4人が行方不明となったことを明らかにした。

フィリピン側の漁船が沈没の模様。

中国の船は民間船じゃないだろうな。

[報道]

時事ドットコム:「中国船」と衝突、比漁船沈没=1人死亡、4人不明-南シナ海

広告

中国海軍の艦隊と中国人活動家の抗議船

中国海軍の動きを語る記事、

通過したのは駆逐艦、フリゲート艦、補給艦。海自哨戒機が13日午後1時ごろに屋久島の西約410キロの海域で発見し、14日午前に同海峡を通過したのを確認したという。太平洋で訓練を行うとみられる。

フィリピンとの荒立てを回避するために東シナ海や南シナ海なりを迂回した、といえなくもない。

が、別の記事では、尖閣諸島へ向けて抗議船なる怪しげな船が出航している。

【広州支局】尖閣諸島(沖縄県石垣市)の領有権を主張する中国や香港、台湾などの華人系団体で作る「世界華人保釣連盟」(本部・香港)の幹部は14日、本紙に対し、中国人活動家を乗せた抗議船が中国福建省から尖閣諸島に向けて出航したことを明らかにした。

記事に関連性はないが、地域には関連性があるようにみえる。

中国海軍と中国人活動家。艦隊と抗議船。

妙な時期に妙な取り合わせだ。

[報道]

中国海軍の艦艇3隻、大隅海峡通過…防衛省監視 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

[参考]

尖閣諸島に向け中国から抗議船出航…活動家乗せ : 国際 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

現地の風習を尊重するということ

記事は、アラブ首長国連邦(UAE)の観光客問題を取上げている。

UAEは人口の80%強を外国人が占め、外国人労働者が経済を支えている。外国人に対しては基本的に寛容だが、政府は外国からの訪問者に対し、地元の文化を尊重して公共の場では「過度に肌を露出する」服装を慎んでほしいと呼びかけている。地元の女性はほとんどが長いローブで全身を覆っている。

地元の風習を尊重して欲しいとする要求は妥当に思える。

しかし、地元の風習を尊重という切り口でレディーガガ氏の公演中止要求をみると、

フィリピンでは、

フィリピンでの抗議運動について、キリスト教団体の代表で地元教会牧師のルーベン・アバンテ氏は「抗議はレディー・ガガさんの人物や音楽に対して向けられたものではなく、イエス・キリストに対する歪んだ見方を示したことに対するものだ」と説明する。

インドネシアでは、

地元紙の報道によれば、同国で高い権威を持つイスラム組織のウラマ評議会幹部は3月に、ジャカルタで予定されている過度にセクシーで過激な歌手のコンサートに行ってはいけないと国内のイスラム教徒に呼びかけ、「(コンサートは)この国の道徳を破壊する意図がある」と述べていた。

これはUAEの観光客問題と同様の側面であるはずだが、その要求に違和感を覚えるのはどうしてか。

UAEの場合、地元民の生活地域へ観光目的でやってくる観光客に対してなので、その観光地を形作っている地元民の意見を尊重する方向は納得できる。

地元民と観光客、当事者同士でバランスを話し合えばよいだけだ。

だが、フィリピンやインドネシアの場合、これはレディーガガ氏公演を待望している地元民も存在するわけで、当事者としては、地元民反対派と公演側だけでなく、地元民賛成派が存在するはずだ。

公演側は、地元民賛成派の意見に沿って計画しているに過ぎないのに、地元民反対派はなぜか、公演側に対して要求を突きつけている状態が、どうにもオカシイ。

本来は、地元民反対派と地元民賛成派が議論すべき問題なのに。

思想として正当な理由があり、その思想に基づいて行動したとしても、適用する状況によっては、その行為に歪みが生じるという典型的なパターンであるように思える。

[報道]

CNN.co.jp:ドバイ観光で短パンはダメ? 「現地の文化尊重を」と地元女性 – (1/2)

[参考]

CNN.co.jp:ガガさん公演、フィリピンでもキリスト教団体が抗議運動

CNN.co.jp:ガガさんのインドネシア公演中止の公算、イスラム保守層が抗議

レディー・ガガがバンコク到着、抗議活動なく熱烈歓迎 | エンタテインメント | Reuters