菅直人氏『脱原発ロードマップを考える会』を準備から正式発足へ

菅直人氏が関わる『脱原発ロードマップを考える会』を正式に発足すると。

菅直人氏の公式ブログ記事には、

中心メンバーの一人平岡議員から、脱原発を2020年に実現する甲案、2025年の乙案、2030年の丙案の3案が示された。それぞれの時期の省エネ比率、再生可能エネルギー比率、化石燃料比率が入り、更に、経済効果も盛り込んだ本格的な案だ。

と記載されている。

案の具体的内容が見えないのでナントモいえないが、案を公開して広く意見を募る方式にして欲しいところ。

脱原発とは直接関係ないけれど、

報道では発足が『来週』となっているが、菅直人氏のブログ記事では『近いうち』。些細なことだが、報道と公式に情報の相違に何か意図があるのだろうか。

[報道]

時事ドットコム:「脱原発」向け勉強会発足へ=菅前首相ら、再稼働けん制

[参考]

脱原発の3案提示|菅直人オフィシャルブログ「今日の一言」

原発を手放すということ

読売新聞の報道によると、現状のまま推移すれば、2012年5月にはすべての原発が停止することになるようだ。

そんな情勢のなかで、現時点で原発を止めるのは現実的ではないという話もある。

経済に影響なく電力需要を支えるには、現実的な選択肢として原発しかないだろうといった内容だ。

現実に即した理論という話で展開するならば、原発の放射性廃棄物はどうするのだろう。

プルトニウムの半減期は約2万4000年。
ウランの半減期は数億年から数十億年。
クリーンな原子力発電用資源として最近またチラホラとみかけるトリウムの半減期は140.5億年とされる。

放射性廃棄物は、我々の子孫に、有無を言わさず託すつもりなのだろうか。

とはいえ、現在を生きる上で、需要供給を無視するわけにもいかない。

選択肢が原発しかなくなった現状を誰が作り出したのかの議論もあるがそれはひとまずおいて、需要という観点から、原発を使わずに供給を続けることに困難が伴うのは事実だろう。

火力を主力に復帰させても大気汚染の問題が再燃するだろうし、それ以前に燃料の確保が重要課題となるだろう。

原発に代わって取り沙汰される太陽光発電は、現在のところ、残念ながらそれ単体で主力に成りえるものではない。

もちろん、再生可能エネルギーは太陽光だけではないが、創意工夫で供給を確保する必要があるだろう。

困難が伴うなかで、それでもなお原発をやめようとしているわけなのだから、ただ嫌だと意思表示するだけではなく、少なくとも、それを取りやめることで何が問題となるのか把握するのは無駄にならない。

[報道]

泊原発3号機、5月5日に停止…国内稼働ゼロも : 電力 : 特集 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

[参考]

NEWSポストセブン|原子力、火力、水力、地熱等エネルギー別発電コスト試算一覧

NEWSポストセブン|原発止めた場合、この先10年以上は節電生活が続くとの指摘

NEWSポストセブン|麻生太郎氏と安倍晋三氏 原発再稼働に頼らざる得ないと意見

さよならウラン、こんにちはトリウム:日経ビジネスオンライン

中国が開発する「クリーンな新型トリウム原発」とは ≪ WIRED.jp Archives

プルトニウム – Wikipedia

ウラン – Wikipedia

トリウム – Wikipedia

放射性廃棄物 – Wikipedia

再生可能エネルギー – Wikipedia