原発を手放すということ

読売新聞の報道によると、現状のまま推移すれば、2012年5月にはすべての原発が停止することになるようだ。

そんな情勢のなかで、現時点で原発を止めるのは現実的ではないという話もある。

経済に影響なく電力需要を支えるには、現実的な選択肢として原発しかないだろうといった内容だ。

現実に即した理論という話で展開するならば、原発の放射性廃棄物はどうするのだろう。

プルトニウムの半減期は約2万4000年。
ウランの半減期は数億年から数十億年。
クリーンな原子力発電用資源として最近またチラホラとみかけるトリウムの半減期は140.5億年とされる。

放射性廃棄物は、我々の子孫に、有無を言わさず託すつもりなのだろうか。

とはいえ、現在を生きる上で、需要供給を無視するわけにもいかない。

選択肢が原発しかなくなった現状を誰が作り出したのかの議論もあるがそれはひとまずおいて、需要という観点から、原発を使わずに供給を続けることに困難が伴うのは事実だろう。

火力を主力に復帰させても大気汚染の問題が再燃するだろうし、それ以前に燃料の確保が重要課題となるだろう。

原発に代わって取り沙汰される太陽光発電は、現在のところ、残念ながらそれ単体で主力に成りえるものではない。

もちろん、再生可能エネルギーは太陽光だけではないが、創意工夫で供給を確保する必要があるだろう。

困難が伴うなかで、それでもなお原発をやめようとしているわけなのだから、ただ嫌だと意思表示するだけではなく、少なくとも、それを取りやめることで何が問題となるのか把握するのは無駄にならない。

[報道]

泊原発3号機、5月5日に停止…国内稼働ゼロも : 電力 : 特集 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

[参考]

NEWSポストセブン|原子力、火力、水力、地熱等エネルギー別発電コスト試算一覧

NEWSポストセブン|原発止めた場合、この先10年以上は節電生活が続くとの指摘

NEWSポストセブン|麻生太郎氏と安倍晋三氏 原発再稼働に頼らざる得ないと意見

さよならウラン、こんにちはトリウム:日経ビジネスオンライン

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プルトニウム – Wikipedia

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放射性廃棄物 – Wikipedia

再生可能エネルギー – Wikipedia

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年内で原発6基分の電力確保な見込みか

原発に変わる代替発電といえば、馴染みがあるのは太陽光発電なのかな。

でも、太陽光発電だけに絞らなくても選択肢は他にもある。

水力発電といえばダムが思い浮かんで大規模な印象を持つけれど、農業用水路などの小電力だが手軽な発電もある。

海に出れば波の上下振動を利用する波力発電なども。

設置地域と用途と効率を考慮して適材適所を考えるのがよいのだろう。

[報道]

太陽光発電、年内600万キロワットへ 原発6基分 家庭向け需要が急増

[参考]

太陽光発電 – Wikipedia

発電 – Wikipedia