大阪維新政治塾は次のステップへ

国政への期待もあるだろうが、選挙へ立候補する最終ステップは、受講予定の12月を終えて、来年のこと。
その前の一次関門といったところか。

維新塾は今年3月24日開講。受講生は山形県を除く46都道府県と国外から集まり、社会保障、税制、外交・安全保障などの講義を受講した。6月上〜中旬に約800〜1000人まで選抜、同23日に第2クールを始める。

後述のような記事をみる限り、理想だけでは飯は食えぬといった風で、選挙資金を中心に選抜が行われるのかな。

維新は、今月26日の講義終了後、国政への意欲や、1000万円前後は必要とされる選挙資金を用意できるか、選挙区の希望などを聞き取る面接調査を実施。これまでの論文や人物評価などとあわせ、次期衆院選に向けた候補者として、「地域性や能力面で偏りがないよう、バランスよく選抜したい」(維新幹部)としている。

別の記事で、

こうした選挙資金の話題について、大阪市の男性会社員は「金の話ばかりで、正直がっかりした」。周囲には維新の「風」頼みと話している受講生も多かったといい、これまでの塾の講義内容についても「本で読んだことの繰り返し」と痛烈に批判した。

さらに別の記事で、

一方、塾の方向性に違和感を抱く人もいる。コンサル関係の仕事に就いている男性は「受講生は全体的に保守の色が強い」と指摘。所属する班のグループディスカッションでは「徴兵制」がテーマとなり、25人中20人が「賛成」と答えたという。「体制を変えたいという橋下市長には共感するが、選挙で大勝したら日本はどうなるのか」と戸惑う。また、東京都の男性は「1班が20〜25人で、発言も1人1分で議論なんてできない。期待していた人には納得いかないのではないか」と運営に不満を漏らした。

日本で小選挙区から立候補すると想定して、供託金は300万円。

後は、選挙運動。知名度をあげるための認知活動費用か。

選挙運動を安く上げるならば、ウグイス嬢も選挙カーも使わず、自転車や徒歩などで選挙区域をまわって立候補者自らで演説を行う、といった風になるだろうが、そんな手法は採用しないのだろう。

どのような手法を想定しているのかはわからないが、700万をかけて、大阪維新政治塾の名のもとにそこそこな選挙運動をさせるということか。

しかし、そこまで用立て出来る人材は、限られる気がするが。

なんだか、資金に余裕がある者しか政治家に成れないことを浮き彫りにしているだけのような気がするな。

[報道]

大阪維新の会:維新塾の2000人、衆院選候補へ選抜 逸材集団か、即戦力1割か- 毎日jp(毎日新聞)

[参考]

供託金 – Wikipedia

【激動!橋下維新】維新政治塾「受講生」を面接 「金の話ばかり」の声も(1/3ページ) – MSN産経west

【激動!橋下維新】維新政治塾が正塾生800~1000人を選抜 – MSN産経ニュース

維新政治塾:参加者に評価と落胆 神髄に触れた/人多過ぎ- 毎日jp(毎日新聞)

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